2023.8.18
石井知子名古屋市ノーマスクサポーターが司会を務める中、最初にノーマスクサポーターの会を代表して谷田智美ノーマスクサポーターが趣旨説明。続いて、去る4月に議席を獲得したばかりの末永けい愛知県議会議員が来賓挨拶に馳せ参じました。
さて谷本代表は、コロナ禍において、学校現場にマスクを事実上強制した元凶は、文科省の「衛生管理マニュアル」だと断罪。現在の同マニュアルではマスク着用を児童生徒は元より教師においても強いてはならず、それによる差別・偏見も許されない旨が書かれていると指摘しつつ、黙食は項目が削除されていると解説しました。加えて対面給食も1mの距離を取れば可能としていましたが、最新版によれば、給食場面の項目すらなくなったのです。にも関わらず、未だにそれを認めていない学校があることを問題視しました。
政府は、誤った感染症対策により学校現場等で失われた教育に関し、一切反省を含めた総括をしていないと追求。マスクについては、通常の呼吸での酸欠で血管を通じて脳に酸素が行き渡らないことに合わせ、食物摂取による細胞内での生体エネルギー「ATP」を製造する際に酸素が必要不可欠であると説き、マスク着用の強制は不健康を招き、虐待に等しいと断言しました。
続いて、学校や保育現場に解放思想が浸食し、男女混合名簿に代表されるジェンダーフリー思想がはびこっていると警鐘を鳴らしました。その元凶は、男女共同参画社会基本法にあると喝破しました。
また、戦後一貫して、偏差値教育や画一教育がなされ、学習塾が氾濫し、学童保育が小学6年生にまで延長されるなど、子ども達の主体性や創造性を奪って来たと主張。その結果、思考停止、イエスマンに陥り、他人を思いやる心、自然を愛する心、即ち徳育や情操欠如による人格形成がなされていないとし、自然保育や自然教育の必要性を訴えました。 コロナ禍では、教育が間違っていたことが浮き彫りとなり、その結果、フリースクールや無認可の自然体験型幼稚園の台頭に繋がったと推察されます。
そして、子ども医療費助成の拡大は、却って医療に頼り、免疫力の弱い体質に育ち、将来介護保険に頼らざるを得なくなると予想。このマニフェストは、子育て世代への人気取りの何物でもないと、斬って捨てました。
更には、児童相談所の闇について触れ、拉致権限や捜査権を有する巨大な権力に歯止めをかけるため、児童福祉法第33条の改正が必要と、課題を突き付けた格好です。
極めつけは、今年度からスタートしたこども家庭庁について分析。厚労省と内閣府の子育て関連所掌事務を同庁に移管し、内閣総理大臣の指導の下、他省庁への勧告権を付与したものです。ところが、ハイリスク家庭への支援を謳う一方で、それらの家庭を把握する必要から、GIGAスクール構想、行く行くはマイナンバーカードの紐付けによるデジタル監視で、産業界への利益誘導、外資への門戸開放が隠されている、と睨みました。
この日は、我が子のノーマスク化で苦労した母親の来場が散見されることが予想されていました。そこで子育てや教育に集中した内容を、コロナ禍の過度な感染症対策を振り返りつつ、今後の教育の在り方を問う、洗練された内容にまとめ上げました。
最後は質疑応答。その中で、幼児教育無償化により、自然体験型を中心とした無認可幼稚園との保育料格差が顕著になったと指摘。フリースクールにも行政は補助金を交付しないことから、保護者は現段階においては、腹をくくって負担増を甘受しつつ、真の教育を受けさせざるを得ないとしました。
幼児より自らの力で総意工夫できるようにするため、放任主義を中心にしつつ、英才教育を組み合わせる教育方針がいいのではないかと考えを述べました。
更には、緊急事態条項が通ればワクチン強制になり、打つしかないのか?との質問に対しては、人権が事実上奪われる憲法改正は絶対阻止しなければならないと、危機感を露わにしました。今後新たに予想される医学パンデミックに備え、これまでのコロナ禍の教訓と反省を踏まえた啓発を推進し続けるしかない、と回答しました。