2022.09.08
実際一昨日9月6日、自然共生党代表の谷本誠一呉市議会議員が大学入試センターの事業第1課に電話すると、「大学入学者選抜協議会が作成した『令和5年度大学入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドライン』に沿ってやっている」との回答でした。因みにガイドラインの雛形は、勿論文科省が作成したもので、課長から言質を取りました。しかも、「我々は全て文科省の指導に従っている」というのです。
もし、受験者が健康上の理由ではないのに、「マスクそのものが酸欠になり健康上支障があるから」と申請すると、医師の診断書等を求められることも確認しました。
そこでガイドラインを調べますと、「マスク着用の義務付け」と題し、「試験場内ではマスクの着用(鼻と口の両方を確実に覆うこと)を義務付ける」と明確にノーマスク者は受験資格がない旨が記述されています。但し書きとして、「何らかの事情によるマスクの着用が困難な者はあらかじめ申し出るよう周知し、別室で受験させる」とあります。ということは、この「何らかの事情」には「障害や健康上の理由」のみに止まらず、「思想・信条の理由」も読み取れる訳です。
ところが大学入試センターは、ガイドラインを曲解して、健康上の理由しか認めないとしていたのです。ここが大問題です。
ところでガイドラインには、参考資料として「マスクの効果」が図示されています。これは、東京大学医科学研究所によるマネキン実験シュミレーションです。マスク着用の有無による飛沫拡散率を示したもので、「みんながマスクを着用することが大切」と結論付けています。但しこれは感染性を全く証明できてなく、人体実験や社会実験が皆無ですので、科学論文としての価値は皆無です。ですから文科大臣も国立感染症研究所も、「マスクによる新型コロナウイルス感染症の予防効果を証明する論文は不存在」と回答しているのです。
この論文は文科省や厚労省が主張しているものではありません。新型コロナ感染症対策を牛耳っている内閣官房が東大に提出させ、マスクの必要性を見せかけるための狡猾な手段だったのです。これにみな騙されているのです。
さてガイドラインと実態との乖離を、9月7日、谷本呉市議が文科省大学入試室に電話して指摘。大学入試センターを指導するよう要請しました。
加えて、去る5月23日に改訂された新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(変更版)には、政府による国民へのメッセージとして「本人の意に反してマスク着脱を無理強いしないよう、丁寧に周知する」と記述されています。これは7月15日変更版にも、その記述は踏襲されています。
このことを指摘した上で谷本議員は、「政府たる文科省が大学入試センターに対し、マスク着用を無理強いしないよう丁寧に周知し、間違っている現状通知に対し指導せよ」と迫りました。文科省大学入試室担当官は、この「丁寧に周知」は大学入試センターが入試案内で丁寧に説明していると錯覚していたのです。そうではなく、これは文科省が大学入試センターに対し、丁寧に周知することだったのです。
これらを受け谷本議員は9月8日、大学入試センターに再度確認。ガイドラインに記述されている「何らかの事情」について精査するとの言質を取りました。併せて文科省大学入試室には先の2点を指摘し、双方が連携を取り、思想・信条からマスクを着けない受験者に対し、快く受験できるよう強く要請しました。